メラニン色素と染料
11月に入り佐世保も外は厚手の上着が欲しい位寒くなってきました。
よさこい祭りやおくんちも終わり街中では早くもクリスマスの気配もチラホラ。
そんなこれからのシーズンにアウラではグリーン系のカラーリングがおススメです!と前回書きましたが、寒くなると暗めの洋服が多くなるため、髪は少し明るめにしたいというお客様も多いですね。
そんな時、今までカラーリングをしていない髪、いわゆる新生毛や明るめのカラーリングをしていた髪は問題なく染まります。
しかし、過去に黒染めをした髪や白髪染めをしている髪、黒染めではないが明るめの状態からトーンダウンした髪等は通常のカラーリング剤では明るくならない可能性があります・・・
特に以前黒く染めた髪は見た目は明るくなっていても髪の内部には染料が残っています。
白髪染めやトーンダウンした髪も染料が濃く入っているため、通常のカラーリング剤では明るくする事ができない場合があります。
なぜ地毛の黒い髪は染まるのに染めた黒い髪は染まらないのか?
カラーリング剤は髪の毛のメラニン色素を分解、脱色し染料を入れることにより髪が染まるという仕組みになっているのですが、通常のカラーリング剤ではメラニン色素は分解できても、濃く入っている染料を分解することはできず、逆に染料が入っていくという部分のみが働き、仕上がりは染める前よりも暗くなるということも・・・
さらに、染まらなくても薬剤によるダメージはしっかりと蓄積されてしまいます!
ではどうするのか?
まずは髪の内部に入っている染料をとる必要があります。
昔はブリーチをするしか方法がなかったのですが、今は脱染剤というお薬により、髪のダメージを極力少なく染料のみをとるという事ができます!
まずは一度、髪の染料を取り除いた状態にし、もう一度カラーリングをしていくことにより、暗く染めた髪も明るくすることができます。
このようにカラーリング時には、前回の施術内容、時期等も大切な為アウラでは特にカウンセリングを大切にしています。
この記事へのコメントはありません。